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2015年のまとめ

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2014-10-17

イギリス、オーストラリア、欧米の大学へ

すでに10校ほどのインターナショナルスクールがあるジョホール州。

学校を変えることが一種のステータスかのようなマレーシアですが、10校以上もできると、大学入学資格試験まで毎年学校を変えることも可能になります。

冗談ではなく、新しくできた学校へ次々と移って行く家族、けっこうあるんです。

いまだったら登録料が無料、タブレットがもらえる!なんてことで学校を決めるのも面白いなと思ったり、紹介料があるからと、学校の実情も知らないですすめる人たちがいるのにも驚かされます。

イギリスやオーストラリアの大学


すでにジョホールバルにできている、また、準備中のイギリス、オーストラリアの大学設立を考えると、ジョホールバルの大学へ入学することによって、イギリス大学の学位がとれるようになっていくのです。

ジョホールバルにあるニュー・キャッスル大学(Newcastle University)医学部に入学することで、マレーシア、イギリスの医師免許を取得することも可能なのです。

イギリスの医師免許をマレーシアで取得できるの?


イギリスの医師免許は、日本でこそ病院選択に限度がありますが、医師免許互換性のある国が多くあります。

また、UK/EU 国民であれば、ジョホールバルのニュー・キャッスル大学医学部へ入学し、アンダーグラデュエートで学士を取得し、イギリスの本校でポストグラデュエート、インターンとして医師免許をとれるのかというと、

UK/EUの学生は、イギリスの大学入学申込機関であるUCAS*のシステムを通して、本国イギリスキャンパスへの入学となります。

ニュー・キャッスル大学ジョホールバル校のインターナショナル学生というのは、ヨーロッパを除いた国からの生徒ということのようです。

外国人学生として、特に医師免許取得に必要なインターン制度期間、マレーシアでのインターン期間、イギリスでのインターン期間、学生ビザではなく就労ビザが必要になるものの、そのビザの保障は大学では行ってくれません。

また、インターナショナル学生の受験に関して、募集要項に明記してあるところもあります。



*UCAS(Universities &Colleges Admissions Service)とは、大学学部課程や 一部の大学Foundationコースに出願する際に使用するオンライン出願機関です。イギリスの殆どの学部課程コースはUCASを通して出願することになっており、一度に複数の大学に出願ができます。インターネットへのアクセスがあれば、出願状況をいつでも確認をすることができます。

このUCAS登録は、個人で行えるものです。また、正式なものなのかの確認はとっていませんが、日本での登録代理店があるようです。

登録の流れや、学校説明がありますので、イギリスの大学進学に興味がある方はぜひ参照ください。

日本と欧米大学の入学資格と名称比較



  • アンダーグラデュエート(Undergraduate):大学の学士号 - Bachelor's Degree



  • ポストグラデュエイト(Postgraduate):大学院 修士号 - Masters' Degree; 博士号 - PhD/doctorate


詳細は、ブリティッシュ・カウンシル(British Council)の大学・大学院の教育:コースと資格を確認ください。

日本では、高校を卒業することを前提に、各大学で設定しているセンター試験等を受け、または、付属であったり、高校からの推薦によっての大学進学があるからでしょうか。

「どの名前の」中学高校を卒業したかということを非常に重要視される家庭が多いためなのか、海外インターナショナルスクールの選択でさえも、まだまだ実績もないジョホールバルの新しい学校に関しての誤解をしかねない日本での取り上げ方には驚きを隠せません。

イギリスを例にとると(ヨーロッパはほぼ同じシステム)、シックスフォームカレッジ等でのA-level(イギリス国家試験資格)IBディプロマ資格の結果(ポイント制)そのものが、大学入学申込みの資格となるため、

高校(カレッジ)の名前は問題視されていませんが、有名大学を目指す家庭では、毎年発表されるイギリスのセカンダリー、カレッジの A-level 結果ランキングにて、試験結果のよいカレッジを目指す家庭は、もちろんあります。

また、地域によっては、ステートスクールの環境がよくないため、学校選びを慎重にされる家庭があるのも事実です。

マレーシアではインターで学ばないと欧米の大学へいけない?


マレーシアを含む他国のインターナショナルスクール等で、A-level資格IBディプロマ資格を取得することで、その結果をもって、欧米の大学への入学申し込みが可能です。

では、日本やマレーシアの地元高校を卒業して、イギリスの大学へ進学する際に違ってくることといえば、他カリキュラムを学んできた生徒に必要な英語力の確認とA-level、IBプログラム期間で幅広く学ぶことを集中的に勉強する1年間のファンデーションコースが必要となることです。

ですから、マレーシアで、地元高校に通って欧米の大学へ進むことは、もちろん可能なのですが、なんせ、ここ数年、マレー語が必須となったこともあり、私たち日本人には、いまのところ現実的ではないと思います。

マレーシアで学ぶメリット


マレーシア、特にここジョホールバルに進出してくるオーストラリア、イギリスの大学、カレッジ選択というのは、ビジネス系であったりホテルマネージメント系であったりと、海外、特に東南アジアで仕事をしたい日本人学生には最適な選択肢であるとも思います。

医療面でも、医療基準が高く、近隣アジアの国からのみではなく、欧米からの医療治療者を受け入れるマレーシア。確かに、医者に看護士の需要はあるものの、日本や欧米国と比較して非常に高い医師の待遇から、医学部への希望者は、もしかしたら日本よりも高い確率であるのかもしれません。

ビジネス系のみでなく、インターン期間の就労ビザの面からも、ずいぶんと敷居が高そうな医学部であっても、本当に海外(マレーシア)で医師として働きたい人たちには、よい環境であると思います。

また、マレーシア人医学生の場合は、国の機関病院でのインターン制度を優先して受けられるようですが、外国人へ対しての対応も善処するといった記事もあります。

2年後にIGCSE(イギリスの国家資格である義務教育終了認定試験)を受ける子供に、その後2年間のA-levelコース(大学受験資格)のあとは、ジョホールバルにあるイギリスの大学でいいんじゃないとすすめるも、なんせず~っと南国マレーシア、ジョホールバルで育っている子には、やはり、ヨーロッパ!という魅力のほうが強いようです。

友人たちからは、イギリスや寒いヨーロッパで何年か過ごしたら、やっぱりマレーシアがいい!って帰ってくるよ、なんていわれてはいますが、さて、どうなることやら。

「帰ってくる」というまでに、マレーシアが故郷となるのでしょうか。

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