ニュースによると、本日、PSI(大気汚染基準指数)が「371」という危険値に達してしまいました。
主にインドネシアや東マレーシアで行われる農耕用焼畑からの山火事から起こるヘイズ被害は、毎年大気汚染を引き起こしていますが、1997年の 「226」の最高値をはるかに上回る危険値となったのははじめてのようです。
また、もっと高い危険値を記録したジョホールの北西にあるMuarでは、2日間の全学校閉鎖となりました。
本日、インドネシアのジャカルタにてヘイズ緊急対策会議が行われるようです。この焼畑行為の行く末を見守りましょう。
また、シンガポールの環境庁によると、マレーシア、シンガポールへヘイズを送っている乾季南西モンスーンは、あと数日であろうと伝えています。
ジョホールバルは、今、お月様はすっかり姿を消し、朝から夕方までのおぼろ太陽は、けむいけむいとないています。
雨乞いの日々です。。。
小さいお子さんや体の弱い方達は外出は控え、マスクもほとんどの薬局で売り切れの状態なので、外出しなければいけない際は、タオルやスカーフを利用しましょう。
また、スリアラインターナショナルスクールをはじめ、マレーシア、シンガポールでのサマーホリディを計画されている方は、ヘイズニュース等をチェックしてから日程をたてられるほうがいいかと思います。
これまでのヘイズを考えても、これほどひどい大気汚染が長く続くことはないだろうと思ってますが、しばらくは様子をみたほうがいいかと思います。
この11年間のジョホールバル在中で、6~8月にかけての大気汚染指数は、悪いときでも数日間「100~150」となるほどで、これまではこれほど気になったことがありませんでした。正直なところ、窓を閉め切った家の中にいても、煙のにおいがたちこめていて、私自身もちょっとうろたえています。
ヘイズに関する日本語記事がありますので、是非ご一読ください。また、PSIを確認できるサイトもごらんください。
- http://weather.asiaone.com.sg/weather-air.php
- http://www.japan-green.com.sg/jgh/corner/a13.html
ヘイズによる健康への影響 ヘイズの強いときは目、鼻、喉などの粘膜が刺激され、目や皮膚のかゆみ、鼻水、咽頭痛、めまい、吐き気などの症状が現れることがあります。また、もともと心臓や呼吸器の病気がある人は症状が現れやすく、病気が重症化する可能性があります。 ヘイズの指標PSI ヘイズの季節に窓の外の景色に注目すると何となくもやがかかったような日があります。時には焦げ臭いにおいが感じられることもあります。しかし感覚的に観察していなくても、シンガポールやマレーシアでは日本の気象台に相当する政府機関(Meteorological Service)が常に大気の状態を科学的方法で調べ大気汚染指数(PSI)として発表していますので、大気汚染の状況を数値で知ることができます。PSIはストレーツタイムズなどの新聞やテレビの天気予報、インターネット
(http://app2.nea.gov.sg/psi.aspx)で知ることができます。
ヘイズの強さと健康への影響の関係は次の通りです。(Meteorological Serviceによる)
PSI 健康への影響 0〜50は良好な大気状態 特になし 51〜100はやや不良 ごく軽度の症状の出現の可能性 101〜200は不健康 心臓・呼吸器疾患のある方や少数の健康な方に症状出現の可能性 201〜300は非常に不健康 健康な方にも症状出現 301〜500は危険 健康に障害を与える可能性 ※上記はあくまで目安であって、症状出現にはかなり個人差があるようです。ヘイズの悪化しているときは 主な対策は次の通りです。ただ、体質の違い、心臓・呼吸器の疾患があるかどうか、屋外活動の程度の違いなどによって個人差がありますので、ヘイズの時期になったらPSIと自分の体の様子に毎日注目し、必要に応じて適切な対応をとるようにしましょう。
うがいと手洗い、洗顔の励行。入浴、シャワー。ヘイズの強いときはこまめに。 マスク着用。 室内の環境整備(加湿、空気清浄機の使用、クーラーのフィルター交換など) 禁煙 外出や屋外での運動を減らす、避ける。 ヘイズに関する情報を把握する。 症状があれば医療機関を受診する。 (参考:National Environment Agency ウェブサイト)
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